この絵本ちょっと興味あり

ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで
エドワード ゴーリー Edward Gorey 柴田 元幸
河出書房新社 (2000/10)
売り上げランキング: 9,877
(中身も見れる海外のAmazon.comこちらです。でも、この本裏表紙しか見れませんが。)

AからZまでが名前の頭文字についた子どもたち。登場と同時に次々と怪我や死に遭う。ただそれだけの、あっけなくも悲惨な話が、マザーグース風の2行ずつ脚韻を踏んだ軽快なテンポのうたに乗って進む、エドワード・ゴーリーの代表作。左ページに英語の原文、右ページに白黒のペン画、画の下にキャプションのような邦訳がついた、怖い絵本だ。

「子供に読ませたくない」と書いている人もおられるが、読ませてみたい。「一見平穏な日常が、紙一重で死と隣り合わせていることを、気づかせてくれる。」という説明があるが、「生きてるだけで丸儲け」って感じ?ま、そんな風に、よくある絵本のように教訓を求めて読むのも間違っているのかもしれない・・・。この作家は、こんなちょっと毒のある絵本を色々書いてるみたい。今まで、知らなかったです。