男の更年期も終わりました

モウさんにも負けない毒舌で、一時「どしたの?更年期?」という感じでしたが、最近のヴェンゲルはんは、前のように紳士に戻られたような気がします(笑)。「選手のことは、けなさないヴェンゲル」と聞きましたが、元教え子を思う気持ちにジーンときました。0-0より。

大統領の師匠
かつて見いだした無名選手がリベリアの大統領になるかもしれないことについてヴェンゲル・コーチは「まるでお伽噺だが、あの国の状況を考えたら素直に喜べない」と心配している模様。ちなみに、その無名だった選手とはジョージ・ウェア氏のことである。

アルセーヌ・ヴェンゲル・コーチ
モナコへやって来た当時は着の身着のままで何も持っていない無名の若者だった。それが世界最優秀選手に選ばれるまでのスーパースターに成長し、いまは母国の大統領になろうとしている。まったく信じられないお伽噺だよ。6月にマルセイユで会った時は当選の確率がかなり高いと話していたんだが、たとえ選ばれたとしても全てが思い通りに行くとは考えにくい。もちろん私は心から彼の成功を祈っているけど、リベリアはパラダイスじゃないことも事実だ。腐敗と内戦でガタガタの非常に危険な地域だよ。それを安定化させるのは並大抵の努力じゃ済まないはずだ。ただ1つの希望といえば彼の実直で裏表のない性格だよ。当選したら真っ先に曲がったことを全て一掃するよう彼は働きかけるはずだ。うまく行ってくれたらいいんだけどね」