キーン移籍の背景:キーン獲得はフロント主導?

ラファが、公式でキーン移籍の理由としてこんな風に語っていますが、複数マスコミに今回の件の背景についての記述がありました。

guardian.co.uk より一部抜粋

ラファは夏にギャレス・バリーの獲得を希望していましたが、バリーは取れずキーンがやってきました。それはCEOのリック・パリーの希望が優先されたという話です。

そのスペイン人(ラファ)は、昨年の8月にアストン・ビラの£18mの価値がつけられたギャレス・バリーに対処することを彼の雇い主に拒否され激怒した。しかも、キーンの契約がバリーに先立って結ばれていた。両方のターゲットをアンフィールドの理事会に推薦してはいたが。

今までにラファが自分の希望で獲得した選手に関しては、たとえばクラウチにしても、ペナントにしても、アヤックスへのローン移籍を希望したと言われるバベルに関しても、今回のような早すぎる放出はなかったわけで、やはりこの説が有力なのかなと思われます。

このため、そのストライカーは、自らがベニテスとクラブのヒエラルキー(支配層)との間の、チーフ・エグゼクティブであるリック・パリーに現在のところ属する、契約に関する職権をラファが求めている事による権力争いの人質であると知った。そして、FAカップエバートン戦とプレミア・リーグのチェルシー戦に向うリバプールのチーム編成から脱落したことで出て行く方向へおいやられた。

現在ラファは、パリーが持つ上記の権利を求めて、契約更新を保留しています。

スパーズサポさんの意見をちょっと見てみたのですが、今回の件リバプールに対してかなり厳しい言葉をおっしゃってました。そりゃそうですよね。泣く泣く嫁に出した娘が半年で返されてきたようなもんですもんね。ただ、キーンを1トップで使うのがそもそも間違ってるのに、そんな不慣れな使い方をして活躍できないと言うのはおかしいという意見に対して、トーレスがいない状況で、一番得点が期待できるのはキャプテンを1トップの下で使い彼の攻撃力が最大限生かされる形。で、その1トップとして使っていたことは、不向きだとわかっていてもキーンをできるだけ試合に出してやろうということだっただろうし、期待もされてたからだと思うんですけどね・・・。